multiple 施術録

アナルを拡張していくことって、決して簡単なことではありません。

誰しもが拡がる訳ではありませんし、アナルの形状を無視してしまうと大変なことになります。
痛い思いをするだけでなく、括約筋を切ったりして入口が閉まらなくなり便を漏らすことになったり
腸内の粘膜を傷つけるだけでなく、穴をも開けてしまったりと通常の生活に支障が出てしまいます。

施術者が行う場合は、問診をしながら骨盤の形状・括約筋・皮膚の状態・痔等の有無・病気等での
治療（手術痕含む）などの確認を触診していかなければなりません。拡張をしていくだけではなく
施術を行っていく上で、とても重要なことですし、必ず最初にしなければいけないことなのです。
そうすることで、受ける方の緊張も解すことができますから施術がスムーズに進んでいきます。

未経験者には、先ず指一本で十二分に解していきながら少しづつ指の本数を増やしていきます。
気持ちよければ必ず柔らかくなっていきます。拡げようとして焦って、痛みを与えてはいけません。

バイブ・拡張ポンプ等を利用することよりも、指による拡張のほうがアナルの状態を確認できますし
負担を軽減しながら拡げていけます。腸内は粘膜です。刺激が強すぎていけないのです。