縦開きクスコによる影響
- 2014/08/09
- 02:59
クスコ(膣鏡)は、女性の腟内部や子宮頸部を検査・観察するために羽根部分を腹側⇔背中に向けて縦開きにして固定するために使用するものです。
男性のアナルに使用する場合は、前立腺が膀胱の下にあり、収縮機能により膨らむため、腹側⇔背中に向けた縦開きで使用すると本来の機能を抑えられた前立腺が炎症したり、勃起への影響もあるため羽根部分を左右に向けた横開きで使用するのです。
また拡張を進めるために大きいサイズのクスコを使用した場合、使用後のケアを怠ると直腸内が著しく変形してしまい、 肛門括約筋も弾力を失い硬直状態で元に戻らなくなる。
肛門括約筋が柔軟性を失うと拡張が進まないだけでなく、クシャミをするだけで漏れてしまうことにもなりうる。しかも、肛門括約筋は男性器の勃起を促し支える筋肉と密接に関係しているため、男性機能自体を低下させてしまう恐れがある。
使い方次第で快楽を得るどころか 身体を壊しかねない結果を生んでしまう。
器具本来の目的以外で男性のアナルに 使用するのだから、十分に身体の構造を理解した上で細心の注意を払う必要がある。
施術をする側だけでなく、受ける側も痛みや違和感を感じたら我慢しすぎない。人体には自然治癒力が備わっているが壊し方によって力が及ばない場合もあるから。
講師として教える側も、道具・器具の取扱いを使用法だけでなく、何故そうして使うのかを身体の構造を図解等で説明した上で、実践しながら理解を促すべきであると思う。