multiple 施術録

以前、会員様限定で発行していたメルマガ『健康便り』の記事です。
長文ですが、厳しい暑さが続くなか、少しでも皆様のお役に立てて頂けましたら幸いです＾＾

身体には確かに重要な水ですが、注意点がありますので確認してから実践してください。
日本は湿度も高く、身体の水の循環がうまくいかず身体に悪い影響を与える場合もあります。
体質的に水の循環が悪い方は漢方の服用で体質改善できますが、必ず医師に相談してください。
また病気で通院されている方も、実践される前に必ず医師と相談してください。

一日の始まり、朝は一番重要な摂取時間ですから習慣として飲むようにしましょう。
睡眠中に水分補給ができませんから、１日の３分の１近くを脱水状態で過ごしているからです。
その為、起き抜けの水は身体にとっては特に大切な水となるのです。
但し、口腔内は睡眠中に唾液の循環が悪くなりますから必ず飲む前にうがいをしましょう。
いきなり水を飲むと、口腔内に溜まった雑菌も一緒に飲み込んでしまう事になるからです。
また、冷水よりも常温か温かい番茶・ほうじ茶・紅茶（甘味料は蜂蜜or黒砂糖）をお勧めします。
冷たい飲み物が好きな方は、野菜ジュース・林檎ジュース・飲むヨーグルトにすると良いでしょう。

一日の終わり、睡眠に入る前に翌日に疲れを残さない為にも水分を必ず摂取しましょう。
睡眠中は平均コップ１～２杯分の汗をかきますが、寝ている間は水分補給ができません。
その為、寝る前に汗として出てしまうコップ１～２杯の水を必ず飲むようにしましょう。
水分補給ができない為に、血液が必要以上に濃くなるのを防いでくれます。
夜中にトイレに行くのがイヤだという理由で水を控える人がいますが、これは大変危険な事です。
寝る前に飲むのに抵抗がある方は、入浴後に必ず十分な水を飲むといいでしょう。
入浴中に十分な汗をかくようにすれば、喉が乾きますから自然に飲めるようになります。
しかも入浴前に、コップ１杯の水か生姜湯・生姜紅茶を飲む事で汗が出やすくなります。
より全身の血行をよくする為に、シャワーでなく浴槽に浸かる事をお勧めします。

飲酒される方達は、水分不足に陥りやすいですから慢性化する前に摂取方法を覚えましょう。
アルコール類を飲むと、そのほとんどがあらゆる身体の器官で吸収されます。
しかも利尿作用がある為、トイレの回数が多くなり肝臓の働きを悪くします。
これが、悪酔い・二日酔い等の原因になってしまうのです。
身体中に回ったアルコール類の毒素を溶かし、尿と共に排泄してくれるのが水です。
このために、お酒を飲んだ後の水は「酔い覚めの水」とも呼ばれています。
予防には、飲む前・飲んでいる合間の何れかで適度な水を飲む事が大切です。
どうしても摂取できなかった時は、寝る前に通常より１～２杯以上プラスした量を摂取しましょう。

慢性的な水分不足に陥りますと、便秘になるだけでなく疲労回復にも時間が掛かってしまいます。
朝と夜だけでも習慣的に効率よく摂取するだけでも、体調が良くなっていきます。
そうすれば、腸の動きも良くなり、当然アナルの感度も上がりますから快楽を得やすくなります。